なかなか治らない「うつ病」は「そううつ病」の可能性あり 速やかに適切な治療が必要

公開日: 更新日:

■双極性障害を疑うポイントは?

 2022年版ガイドラインには、患者が明日からでも実践可能な、エビデンスに基づいた簡易かつ効果的な心理教育のエッセンスも紹介。「規則正しい生活習慣」「再発の早期発見と対応」など7項目がある。

「完璧主義に陥らず、できるところから一つずつ、無理なくはじめるのがコツです」

 うつ病が良くならないという人は、それが本当にうつ病なのか?

「過去のそう状態の有無は、双極性障害を疑うポイントになります。例えば普段と比べて、大声で早口やおしゃべり、散財、自信過剰、万能感、服装や化粧が派手、怒りっぽい、異性関係のだらしなさ、電話をかけまくる、寝ないで精力的……。“うつ病”だけでは、こういった症状は認めづらく、症状の一部でも過去に出現した時期があったなら、双極性障害の可能性も疑われます。また、体質も関係するので、血縁関係に双極性障害の方がいれば必ずではないですが、その可能性はあるかもしれません」

 双極性障害には1型と2型がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット