冬を健康的に乗り切る 「免疫力アップ」と「減塩」がポイント
プレバイオティクスにはオリゴ糖がよく利用されている。オリゴ糖は食品にも含まれており、オリゴ糖を多く含む食品として、大豆、タマネギ、ゴボウ、ネギ、バナナなどがある。
免疫力向上には、基礎体温が関わっていることも忘れてはいけない。免疫細胞が正常に働ける体温は36.5度である。しかし現代人は、平熱が36度以下という低体温の人も増えている。
「起きたら速やかに体温を上げ、高い体温をキープしたまま1日を過ごしましょう。そのためには朝食を取ることが大切です。内臓が動き出し、代謝が上がり、体温が上がります」
朝食をこれまで取っていなかった人は、牛乳や豆乳などの飲み物でもいいので、何かを口にするところから始める。普段から朝食を取っている人は、体を温める食材を選ぶようにする。
「ニンジン、里芋、カボチャ、レンコン、サケといった冬が旬の食材は体を温めます。生姜、ニンニクといった、体を温める作用のある香味野菜を使うのも手でしょう」
免疫力アップとして、朝は生姜入り味噌汁やバナナ&ヨーグルトを取り入れてはいかが。味噌汁はダシを取らなくても、器に鰹節と味噌を入れ、お湯を注ぐだけでもいい。夜は、サケや根菜類にキムチを加えた鍋など、簡単で継続しやすいものを取り入れることがおすすめ。