サイレントマニュピレーションで腕を上げられるようになった
「なんか変な感じ。自分の肩が動いてる感覚がない。あれ、変な音がしましたよ。どこが『サイレント』なのですか?」
「音は関節包という関節の袋が破れた音ですね。従来の手法より、この音が小さいためサイレン(静かな)と名付けられたんです。もう終わりました。どうですか?」
こんなやりとりの後、施術するまでは腕がほとんど上がらなかったのですが、「頭に手をやる」「背中に手を回す」ができるようになりました。
「先生が(腕を)持ってくれていますが、反対の肩に手が触れているのがわかります。背中にも!変な気分……」
1週間後、来院した患者さんが言いました。
「今までできなかった洗髪や、高いところに手を伸ばすことができるようになった。もっと早く受けとけばよかった。リハビリに取り組む意欲が湧いてきました!」
改めて、サイレントマニピュレーションという治療法があることを、多くの人に知ってもらいたいと思いました。