著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ハッカ】主成分のメントールは胃の働きを整え腸内ガスを排出

公開日: 更新日:

 ハーブのひとつであるミントの和名で、スーッとする独特の清涼感が人気です。収穫は春から秋の間で行われ、今まさに、はしりの時季にあたります。

 ハッカは精油で使われることも多く、たくさんのハッカから少量の精油しか作られず、少ない荷物にしかならないというゆえんから漢名では「薄荷」と書いたりするそうです。食べ物としてというよりも生薬として利用されていた歴史が古く、なんと古代エジプト時代から使われていたという報告もあります。日本でも平安時代の「本草和名」に登場するほど古いんですね。本格的な栽培は江戸時代に岡山県で始まりましたが、現在、全国で栽培される90%以上が北海道で栽培されています。

 品種によって成分の種類や量が異なるため、それぞれの香りや風味に違いが生まれます。大きく、①苦みや独特な匂いがあるため医薬品向きのクールミント(和種ハッカ)②甘い香りが特徴でガムやお菓子に使われるペパーミント(セイヨウハッカ)③スースー感が弱く料理に多く使われるスペアミント(オランダハッカ)の3つに分けることができるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」