脳トレは認知症対策にはならない…脳神経内科医にリスク回避法を聞いた
運動は、認知症リスク回避に役立つ。海外の研究で、歩行よりも強い運動を週3回以上行うグループ(A)、歩行程度の運動を週3回以上行うグループ(B)、運動しないグループ(C)を5年間追跡調査したところ、Aが最もアルツハイマー型認知症の発症率が少なかった。
「のんびり歩く散歩より、運動強度を少し上げた早歩きを。私は、飼い犬の散歩も兼ねて、1日30分以上は必ず歩くようにしています」
ここに挙げたことは、認知症リスクを下げるために最低限やるべきこと。あれもこれも、じゃないからこそ、始めやすい。早速今日から実践を。
▽米山公啓 脳神経内科医。聖マリアンナ医科大助教授を経て現在は東京・あきる野市の「米山医院」院長。近著に「脳が老化している人に見えている世界」(アスコム)