脳トレは認知症対策にはならない…脳神経内科医にリスク回避法を聞いた

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 2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症と推定されている。認知症リスクを少しでも下げたい場合、何をすればよく、何を避けるべきか? 高齢者患者を数多く診ている米山公啓医師に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「若いのに脳が老化していると思う人もいれば、かなりのお年なのに頭の回転が速い人もいます。脳の老化には個人差がある。そしてそれには、生活習慣や環境が大きく関わっています」

 脳のためにやってはいけない生活習慣として米山医師が真っ先に挙げたのが、クロスワードパズルや数独パズルなど、いわゆる「脳トレ」だ。

「スコットランドの研究者が、パズルに知力低下を防ぐ効果はなく、一方で知的刺激の高い活動が脳の機能を助けると報告しています」

 米山医師は最近、エアストリーム(キャンピングカーの一種)にハマっている。きっかけは、所有する空き地に自分で小屋を建てようと思ったこと。方法を探るうち、エアストリームという選択肢にたどり着いた。どのタイプがいいかを調べ、手に入れた後は手入れ法、活用法などを調べた。空き地の視界を遮るため、板塀を作り、自分で1カ月かけてペンキ塗りをした。友人、知人を招き、料理を振る舞い、「作ったことがないけど興味を持った料理」にもチャレンジしている。

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