著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

92歳男性患者…誤嚥を繰り返しても肉まんや餃子を口から食べたい

公開日: 更新日:

「ゲホゲホする時とかありますか?」(私)

「入院している時はありました。でも今は特に……」(娘)

 まずは嚥下機能評価をし、少しでも食べられる要素がないか検討することから始めることとなりました。

「退院してから肉まんを食べたのは初めてですか?」(私)

「昨日も1つ食べました。昨日は確か自分で食べたいって、でも怖いから1個だけにしたんですけど」(娘)

「食べられるなら食べてもらった方が点滴もしなくてよくなるし、いいと思います」(私)

「吐いちゃうのが怖くて」(娘)

「吐いたのはひょっとして、熱が出て気分が悪い時に食べちゃったからかなって思います。肉まんってパサパサしているので、嚥下機能が低下している人は絶対に食べられないと思うんです。それが今は問題なく食べられていますから」(私)

「水分の方がのみ込めないですね」(娘)

「サラサラしたものがのみ込めないっていうのは、塊じゃないと奥に行かないってことで、ゼリーとか、とろみをつけるとかで塊にした方がいいと思います」(私)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった