チャットGPTの医療への応用は慎重にも慎重であって欲しい
対話型AI(人工知能)「チャットGPT」が、ここのところ急に話題になっています。ある知人の話では、たとえば大臣の国会答弁をまずチャットGPTに書かせ、それを担当者が書き直すことで、国会答弁前夜の作業がスムーズに進むといいます。しかし、どう考えても、大臣の答弁がチャットGPTが作ったものだとは思いたくない気もするのです。
便利だからといって、自分で考えて自分で文章を作るのではなく、先にチャットGPTに書かせ、それを読んで自分の文章として作っていく……本当にそれでよいのだろうか? これからそんな時代になってくるのだろうか?
子供の教育では、AIを使って先に答えを聞いてしまうと、自分で考えることが少なくなるのではないか? 想像力を損なうのではないだろうか? これは私の余計な心配なのかもしれません。
文科省は、チャットGPTを「夏休みの課題では使用しないように」とのガイドラインを通知したといいます。生成AIが作ったものを“成果”として提出することは適切ではないとして、十分指導するように促しているというのです。