【抗菌薬の長期投与】耐性菌だけでなく副作用や体内蓄積にも注意が必要
また、ST合剤という抗菌薬は、血中のカリウムの濃度が上がってしまう高カリウム血症や血球減少などの副作用が知られていて、長期投与される際には血液検査を頻回に行うなど、より注意しています。
抗菌薬を長期投与する際は副作用だけでなく、腎機能が弱っている患者さんでは抗菌薬の体内蓄積などにも注意します。
特定の医薬品については薬物の血中濃度を測定し、適切な濃度であるか薬剤師がモニタリングすること=TDMも多くあります。TDMとは「Therapeutic Drug Monitoring」の略で、薬物血中濃度モニタリングのことを表しています。
次回、詳しく説明したいと思います。