認知症の親が子供っぽい言動や行動をするのはなぜなのか

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 これまで家族を引っ張り、頼りにしていた親の子供じみた姿に戸惑うでしょう。ですが、「どうしてそんなことするの」「恥ずかしいからやめて」など、叱ったり否定的な言葉掛けは禁物です。記憶力が低下しても叱られた際の嫌な感情は残るので、口を利かなくなったり家族に対して攻撃的になる恐れがあります。

 人形遊びに夢中になっているのであれば、「これまで家族のために頑張ってくれたから、子供返りをしても本人が楽しめているならそれでいい」と適度に割り切り、受け入れるのも大切です。

 ご飯を自分で食べようとしない人の場合には、「上手に食べられていたから、もう一度自分で食べてみよう」と優しく声掛けをし、なるべく自分でやるように促してください。ただし、認知症が進行すると箸を使うのが難しくなります。そのときは家族の介助が必要な時期です。

▽井関栄三(いせき・えいぞう) 1979年新潟大学医学部卒業後、同大学大学院進学。84年横浜市立大学医学部精神医学教室入局、2010年順天堂大学医学部精神医学教授を務めたのち、16年シニアメンタルクリニック日本橋人形町を開院し、院長を務める。

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