花粉症とドライアイの併発はどちらの症状も悪化させる…「アレルサーチ」で判明

公開日: 更新日:

■診療や治療が分かれているのが現状

 なかでも花粉症の原因のうち約7割を占めるスギ花粉とドライアイは、どちらも空気が乾燥した春に重複して発症しやすい。併発すると、目に入った花粉を涙で十分に洗い流せず、花粉は目の中に長時間とどまって花粉症の症状を強める。さらに、アレルギー性結膜炎で結膜に炎症が起こると涙に含まれる成分が変化したり、涙が目の表面にとどまらなくなりドライアイも悪化させるといった悪循環を招くのだ。

「実際、ドライアイと花粉症によるアレルギー性結膜炎は、コンタクトレンズの装着中断の原因の大部分を占め、どちらもQOLを低下させる要因になるのです」

 ドライアイと花粉症はこれほど深く関係しているといえるが、眼科と耳鼻咽喉科など、それぞれの診療科に分かれて治療が行われているのが現状だ。

「アレルサーチを用いることで、これまで難しいとされていた診療科を横断したデータの収集ができました。これを基に診療科の垣根を越えた診療が可能になれば、両者の治療効果が高まるのではと考えています」

 併発させて苦しまないためにも、今日から生活習慣の改善に努めたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主