手の「こわばり」は年のせい? 使いすぎ? それは違います! 更年期症状の可能性

公開日: 更新日:

更年期症状で手指の不調がよく起こる」ということは近年、手指の治療の専門家の間ではホットなテーマになっているが、すべての診療科の医師にまで浸透しているとは言えない。患者自身も更年期と関係しているとは思わない。それらが、適切な診断の困難さを招いている。

 エストロゲン減少による手指の不調であれば、エストロゲンを補うことが治療になる。ほかの更年期症状にも有効だ。

 効果が高いのがホルモン補充療法だが、乳がん、卵巣がんのリスクを上げるという可能性も。そこで安全で効果が高いとして、更年期を診る婦人科医でも勧める人が多いのが、「エクオール」という成分。大豆イソフラボンの一種で、エストロゲンと似た働きをする。複数のメーカーからサプリメントが販売されているが、医療機関で販売されているものなど、信頼できるものを選びたい。

「エクオールは、がんのリスクを上げません。更年期でない人も、エストロゲン減少で生じる更年期症状の予防策として活用できます」

 なお、エクオールは大豆を食べることで腸内で産生される代謝産物だが、エクオール産生菌という腸内細菌が必要。これを持っている人と持っていない人がいて、日本人ではエクオールを腸内で産生できる人は50%以下といわれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった