米国9万人調査 トランスジェンダーの5割が「差別を恐れて引っ越し検討」
それでも性転換手術を受けたり、ホルモン治療を受けている回答者のうち84%は、人生に 「かなり満足」していると答えています。
もう1つ気になるのはこの数字です。アメリカの半分近くの州ではここ数年、「トランスジェンダーへの医療を制限したり、LGBTQに関する本を学校や図書館で禁書にするなどの法律が施行されています。そのため回答者の5割近くが、「差別を恐れて別の州に引っ越すことを考えている。」と解答しました。実際に引っ越した人も5%いました。
ただしこの調査はあくまで自主的な回答によるもので、全てのトランスジェンダーの声を代表するものではない、とNCTEはコメントしています。
アメリカではトランスジェンダーとノンバイナリーは合わせて人口の1.6%。それが30歳以下になると5.1%に増加します。
日本は電通の調査で、トランスジェンダーが1.15%、ノンバイナリーが1.38%となっています(https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/001046.html)。