荒井宏幸
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荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

近視治療「オルソケラトロジー」…1週間で半数が視力1.0へ

公開日: 更新日:

 増え続けている子供の近視。近視を正視に戻すことは困難ですが、治療法はないわけではありません。では、いまはどういった治療が行われているのか──。

 一般的なものとしては、メガネをかける、またはコンタクトレンズをつける。「子供でもコンタクトレンズをしていいの?」という質問を時々受けますが、はい、コンタクトレンズは子供でも使用できます。

 ただし、コンタクトレンズの仕組みや目に入れるときの注意点をお子さまとご家族が十分に理解しており、取り扱いを確実にできることが大前提。また、必ず定期検査を受診できること。お子さまがコンタクトレンズを使い始めて間もないときには、ご家族が使用方法に配慮し、正しい装用ができるように手助けしてあげてください。

 近年は、メガネとコンタクトレンズ以外の治療法もあります。今回は「オルソケラトロジー」の話をしたいと思います。

 オルソケラトロジーは近視の進行予防が期待できるため、選択されることが多い治療法。寝ている間に特殊なコンタクトレンズを入れて、朝起きたら外す。そうすると日中は裸眼で過ごすことができる視力となります。軽度から中等度の近視の方に有効です。

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