著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

「有料老人ホーム」と「サ高住」…費用と暮らしはどう違う?

公開日: 更新日:

 入居にかかる費用は居室の広さや提供されるサービスの質によりかなり幅広く、首都圏郊外の15平方メートルほどの個室利用なら20万~30万円あたり。入居時に「前払い金」を預ければ月額費用が安くなるシステムを導入しているところが多い。

 最後はサービス付き高齢者向け住宅、通称「サ高住(さこうじゅう)」。居室はトイレと風呂付きで原則25平方メートル以上、バリアフリー仕様になっているのが特長だ。定期的な安否確認と食事や清掃などの生活支援が提供されるのが基本であり、それ以上のサービスを行うかどうかは個別に契約する必要がある。

 つまり、必要に応じ医療や介護機関との連携を図ることのできる共同住宅という位置付けなので、入居の際は一般の賃貸住宅と同様の契約を結ぶことになる。自立した生活ができるものの、一戸建てや一般賃貸住宅での暮らしがつらくなった人に適している。費用は月額15万~30万円ほどが目安だろう。

 なお、有料老人ホームは「老人福祉法」により老人の福祉と心身の健康保持を提供するのに対し、サ高住は「高齢者住まい法」による老後の居住地の確保を目標にしている点も大きな違いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動