ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る
でも、じつは石が取り出されたわけじゃなかったんです。手術は、腎臓と膀胱につながる尿管にステントを入れて、膿んでいる液体を排出しただけ。「石はどうなるんです?」と聞いたら、「自然に出るのを待つしかない」と、結局、一周回って振り出しに戻った感じでした。
石があるのかないのかはいまだ不明です。退院の日に血尿が出たので検尿をすると、何か石っぽいものが見えました。看護師さんには伝えましたが、そのまま退院してしまったので、あれが石だったかどうかは未確認なんですよね。次の検査の日にはCT検査があるので、そこで判明すると思います。
じつは年に1回は人間ドックを受けていて、何度か結石があることを指摘されていたんです。でも2回ほど大した痛みもなくコロンと出てきた経験があったので、結石を甘く見ていました。今後はさすがに気を付けようと思っています。
一番よくなかったのは水をまったく飲まなかったことです。コーヒーが好きなのでコーヒーばかり飲んでいました。「コーヒー100、水0」と言ってもいいくらい。でも、コーヒーは水分を吸収するらしくて、結石ができやすい環境を自らつくっていたことを知りました。だから病気を機にコーヒーが怖くて飲めなくなりました。コーヒーに罪はないんですけど、飲み方が悪かった。今は「コーヒー0、水100」です。 (聞き手=松永詠美子)