長寿社会だからこそ気をつけたい…高齢者に多い「緩徐進行1型糖尿病」
緩徐進行1型糖尿病を発症しているか否かは、内因性インスリン分泌能(C-ペプチド)を測定し、その値が低値だと診断できるという。
「高齢者で、高血糖が続き内服薬でダラダラ治療していると、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が枯渇する可能性があります。その場合はインスリンを使いβ細胞を休息させることが緩徐進行1型糖尿病の発症を抑える方法のひとつです」
高齢者のなかには「注射だけはいやだ」とかたくなにインスリン療法を拒否する人もいる。しかし、そのなかには、実は緩徐進行1型糖尿病を発症している人もいるかもしれないのだ。