痛みが消えても進行は続く…「虫歯」を放置すると命に関わる病気につながる危険あり
そのまま顎の骨に虫歯菌が侵入すると「顎骨骨髄炎」になり、痛み、腫れ、しびれをはじめ、歯がぐらついたり抜けるだけでなく、発熱や倦怠感といった全身症状が現れるケースもある。
「口腔底蜂窩織炎や顎骨骨髄炎がさらに進行すると、細菌が血液中に入り込んで増殖し、全身に感染が広がる『敗血症』を起こす危険があります。全身に炎症が及んで臓器障害や組織障害を引き起こし、ショックから多臓器不全を来して死に至るケースもあります」
歯に痛みがあれば、しばらく様子を見ることはせず早めに受診したい。