シニア世代の「ディスコダンス」で体も心も若返ると医師も太鼓判 長野では市主催のパーティー
■「新しいことへの挑戦で脳が活性化」
ダンスがシニアの脳に与える影響について、老人医療・認知症問題にも取り組む米山医院(東京・あきる野市)の米山公啓院長に話を聞いた。
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新しい何かに挑戦するという行為はシニア世代にとって非常に重要。ダンスは身体的にも刺激になるし、振り付けを覚えることで脳にも刺激を与えます。
何人かの仲間と踊ることで、会話が弾んだり、笑いが生まれることも。脳の活性化にいい影響を与えます。少し複雑な振り付けを覚えて踊れると達成感を味わえる。さらには、踊れたことで仲間や先生から褒められる。これは人間には最高のご褒美なわけです。褒められると脳内物質であるドーパミンが放出されて快感につながりますから、頑張る意欲も湧く。褒められるというのは生きる上で必要なことですが、シニア世代になるとその機会は極端に少なくなります。ですから、ダンスや趣味でそれを味わえるならどんどん挑戦していただきたい。
昔聴いていた懐かしい音楽で踊るのもいいですね。音楽は感情移入が非常に速い。その曲を聴いていた時代のことを一瞬で思い出せる、ある意味でタイムマシンみたいなもの。楽しかった頃を思い出す、というのも脳にはいい刺激となります。