梅毒の新規感染報告件数…昨年累積数を上回ったのは新たに3県増えて19府県に
国立感染症研究所は24日、感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ第50週(12月9日~12月15日)を発表した。
梅毒の新規感染報告件数は新たに181件が加わり、年初からの累計数は1万4111件となり、今年初めて1万4000件台となった。現在の方式で統計を取り始めて以来、過去最多を記録した前年同期の累計数1万4401件に比べて、マイナス290件となった。
この数字は第45週マイナス356件、第46週マイナス347件、第47週マイナス288件、第48週マイナス277件、第49週マイナス299と推移している。この数字が前週より「悪化」は15県、「変わらず」が13府県、「改善」が19都道府県だった。
ちなみに第50週時点で過去最多の昨年を上回るペースで推移しているのは22都府県で、下回ったのは25道府県だった。
なお、第50週時点で昨年1年間の累積件数を上回ったのは、青森、宮城、秋田、茨城、神奈川、山梨、富山、石川、長野、三重、鳥取、島根、岡山、大分、京都、新潟に、新たに栃木、群馬、滋賀が加わり19府県となった。