敬意を込めた「タメ口」が相手の心を開かせる…親近感を抱きやすくなる
「この件についてご意見いただけますでしょうか?」と、「この件いかがでしょうか? 何か気になることがあれば教えてくださいね」では言葉の印象はまったく違います。語気を変える、あるいは語尾に「ね」などを付け足してみる。それだけで言葉のニュアンスは大きく変わり、受け手の印象も変わるのです。
ただし、不愉快な気持ちを相手に与えてしまえば元も子もありません。言葉を崩すときに忘れてはいけないのは、誰に対しても「親しき仲にも“敬意”あり」の気持ちです。礼儀ではなく、敬意が必要。その気持ちを忘れさえしなければ、言葉を崩すことは、より豊かな人間関係を醸成してくれる一助となるはずです。
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