大下英治さんは太宰治「晩年」を読み作家への憧れを募らす
「もう小説はやめた、足で取材して文章を書こう!」
子供の頃から、早く独立して稼がないといけないと考えていました。1歳のとき、父親を広島の原爆で亡くし、生きていくのが精いっぱいの家庭。中学を出たら働くと決めていた。絵が得意だったので、最初に志したのが挿絵画家です。これなら好きな絵を描いて食っていけると。そこで新聞の連載小説に載っ…
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