著者のコラム一覧
牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

新年会兼ねた打ち合わせで酔って なぜか夜の庭で寒風摩擦

公開日: 更新日:
画・牧野伊三夫

 友永君は、都内で生活雑誌の編集の仕事をしている。原稿執筆の依頼だったろうか、4、5年前に銀座のバーで初めて会った。僕と同じく九州の出身で、年齢も同じ55歳。仕事は違うが、学校を出てお互いに東京で30年以上なんとか働いてきたと思うだけで、ちょっとした同志のような気持ちになるが、そ…

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