中学受験「塾の選び方」 4大学習塾の長短と特色を検証する
四谷大塚は他の大手学習塾と比べ、予習をもっとも重視している。予習してから授業を受け、テストに臨み、そのあとは復習。これをずっと繰り返していく。
中堅校を狙うなら日能研。学校での成績が上位から平均的な生徒まで、幅広く受け入れている。生徒のレベルに合わせた対応をしているので、落ちこぼれるケースは他の大手学習塾に比べずっと少ない。
どの学習塾を選ぶかは、目指す中学によって変わってくるが、高望みをすると、かえってマイナスになりかねない。
「今の学力とかけ離れた学習塾を選んだりすると悲劇です。子どもの気持ちもズタズタになりますし、家族不和を引き起こすこともめずらしくない。実際、塾をやめさせるかどうかで、お母さんとお父さんが揉めて、離婚に至ったケースもありました」(前出・学習塾経営者)
あとで後悔しないためにも、入塾にあたっては、口コミ情報、ホームページ、説明会などを活用して、しっかり見極めておくべきだろう。