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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

東大教授が「理Ⅲ学生は患者と接するのが苦手なタイプが多い」と危機感を隠さないワケ

公開日: 更新日:

「自治医大は医師不足の地域の医療を担う人材を創出するのが最大の目的。国際医療福祉大も傘下の付属病院に入局する自前の医師を早く育てなければならない。国試に力を入れるのも当然」(医学部予備校幹部)

 23年度のワーストは東海の79.2%。80%を割ったのは全医学部82校中この1校だけだ。

「東海大は付属高からの内部進学枠を計30人以上も設けていて、のんびりしている学生が多く、その弊害が数字に表れている」(同)

■医師国家試験合格も平均以下

 国試の過去10年の平均合格率は90.8%。最難関の理Ⅲに合格し、国内随一の頭脳が集まると目される東大医学部は89.7%と、平均を下回っている。

「理Ⅲに入ってくる学生は臨床より基礎研究に進みたいという割合が他校よりずっと高く、医師免許を急いで取ろうとする必死さに欠ける」

 東大の内科系の教授はこう説明しながら、危惧をあらわにする。

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