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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

東大教授が「理Ⅲ学生は患者と接するのが苦手なタイプが多い」と危機感を隠さないワケ

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「基礎研究に専念するのなら医師免許が必要ないのは事実だが、となると医学部に入る必要があったのか。実際、基礎医学研究者の大半は他の学部の出身。医学部を志望したからには臨床もできる研究者を目指してほしい。理Ⅲに入ってくる学生は患者と接するのが苦手といったオタクっぽいのが多くて困ります」

 東大はともかく、国試の全体の合格率が90%を超えているのはハードルが低すぎるとの声も少なくない。その一方で、医師過剰になると予想される6~9年後をめどに厚労省が合格率を意図的に下げるのではないかとの見方も。

 診療所がコンビニよりも多く過剰状態にある歯科医師の国試合格率は近年、60%台前半で推移。「厚労省が絞った結果」(歯科大教授)といわれる。医科でも歯科と同じ状況が起こらないとも限らない。



◆田中幾太郎の著書「名門校の真実」」(1540円)日刊現代から好評発売中!

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