日本百貨店協会が24日発表した10月の免税売上高は、前年同月比約2.8倍の383億円で、2014年10月の調査開始以来、過去最高となったという。インバウンドは沸き、しかし、日本人には円安で海外旅行は高根の花。それどころか、国内旅行さえも高すぎて厳しくなってきた。
「円がかつての半分の価値になっているのですから当然ですが、オーバーツーリズムは環境問題だけじゃありません。サービス価格を押し上げる。この先はタクシー代も上がるのではないか。それに、サービス価格が上がり始めると、実質賃金のプラスは遠のく」(斎藤満氏)
円安が進む限り、日本人はどんどん貧しくなる。近場で日帰り旅行を楽しむしかないのか。