二階派退会の桜田元五輪相ってどんな人? あっさりノルマ暴露でさらなる“失言”に期待高まる
■「正直といえば正直。後先を何も考えないまま口にする」
桜田氏と言えば過去に「失言」がたびたび報じられてきた人物だ。
五輪担当大臣のほか、サイバーセキュリティ戦略本部担当大臣も兼任し、サイバーセキュリティ基本法改正案が審議されていた2018年11月の衆院内閣委員会では、委員から「パソコンを使っているのか」と問われると、「自分でパソコンを打つことはありません」ときっぱり。委員から「パソコンをいじったことがない方が(サイバーセキュリティ)対策するのは信じられない」と呆れられていた。
2019年2月に競泳の池江璃花子(23)が白血病を公表した件について問われた時も、「金メダル候補として期待している選手なので、がっかりしている」などと仰天発言して顰蹙(ひんしゅく)を買ったほか、この年の4月、岩手県出身の自民党の高橋比奈子衆議院議員(当時=65)のパーティーに出席した際には「復興以上に大事なのが高橋議員だ」と笑顔でスピーチ。その後、「被災地の復興を軽視した暴言」などと怒りの声が上がり、大臣辞任に追い込まれた。
「正直といえば正直。後先を何も考えないまま口にする」──とは政治部記者の“桜田評”だが、所属していた二階派はもちろん、安倍派などの政治資金パーティーのカネの流れについても、どんどん“失言”してほしい。