ドラえもんを本気でつくる気鋭の研究者に聞いた 「心」を持たせることはできるのですか?
■子どもたちも共同研究者
──一般市民が協力することはできますか。
「興味がある方はホームページから気軽に連絡をください。すでに『子供がドラえもんを……』という親御さんからたくさんの連絡をいただいていて、その子たちをつなげるために月1回、『ドラえもんを本気でつくる子ども会』を開いています。米国からオンラインで参加してくれる子までいるんですよ。同じ志を持つその子たちも、私にとってはすでに共同研究者。また、大人の方でも大歓迎です。プロジェクトの認知度を高めることは課題のひとつですからね。ドラえもんをつくりたいけど、周りに言えずにいる。そんな人たちに我々の存在を知ってもらいたい」
──最後に、人間はロボットと友達になれると思いますか。
「思っているし、思っていなければ友達にはなれません。ドラえもんを知っている僕たちは、その未来をイメージすることができる。実現もきっとできるはずです」
◇ ◇ ◇
人とロボットが手を取り合い、喜怒哀楽をともにする。そんな未来がすぐそこまで迫っている。
(聞き手=杉田帆崇/日刊ゲンダイ)