(33)今時のソニー・ウォークマンは音楽資産を生き返らせてくれる
私はクラシックをはじめ、いろいろな音楽が好きで、PCに4テラ(4000ギガ)バイト近いオーディオデータを持っている。アップルロスレス(非圧縮音楽フォーマットのひとつ)で取り込んであるので、mp3(圧縮音楽フォーマットのひとつ)など圧縮を掛けたデータより音は良い。だが、CD同等なので、それなりだ。
PCから聴くシステムは変えずに、ハイレゾ(CDを超える高音質)レベルに高音質化することを模索し、いいDAC(デジタル・アナログ変換器)を使うことを考えた。調べてみると、ソニーのウォークマン(以下WM)が、独立して使えるDACを持っていることがわかった。
WMは音楽再生に特化したポータブル機器。どこにでも持ち運べるのが、最大の特徴だ。WMの相棒は音楽メディア(記録媒体)。カセットテープ、CD、DAT(デジタル・オーディオ・テープ)、MD(ミニディスク)などに対応してきたが、今では、PC内の音楽データを内蔵メモリーに移して再生するようになった。
音楽メディアは、それぞれに個性がある。カセットはアナログ記録、CDはデジタル標準、DATは録音にも使用される音質最高のメディア、MDは圧縮を利用し、CDに近い音質をより小型メディアで再生できるようにした。MDはウォークマンのために作られたようなサイズのメディアである。