「狂犬病ワクチン」接種義務を猶予できるケースは? 体調や性格に合わせた対応も必要
いずれの場合も、接種していないことは重い事実で、それぞれが狂犬病の心配がないことを獣医師の責任で担保しなければいけません。ですから、性格的に噛みやすい気質のワンちゃんは、副反応のリスクより接種の必要性を説明すると思います。
当院では、気質の荒い中型犬は、私もスタッフも危なくて触れないので、飼い主さんにドア越しにリードを引っ張ってもらい、お尻に注射しています。狂犬病は怖い病気ですが、そのワクチン接種についてはそれぞれの体調や性格に合わせた対応が必要でしょう。
(カーター動物病院・片岡重明院長)