中高年あるある「財布がない!」と騒いだはいいが…親切心が裏目に
「私の車、勝手に掃除しないで!」
またまた、カミさんの怒りが大爆発だ。今日は雪模様。冬用タイヤを履いているカミさんの車で出動しようとしたら、「余計なお世話」とばかりに怒られてしまった。
ただ、カミさんの車は相変わらずの「ゴミ車」である。何でもかんでも、ポイポイと捨てる。助手席とボンネットの間を何だと思っている! そこはゴミ箱じゃねぇぞ。足を入れるところだ。
出発までのわずかな時間。コンビニのコーヒーカップ、弁当の空箱、たばこの吸い殻……すべてのゴミを取り除く。でも、カミさんの怒りは収まらない。
「大事なモノを捨てたらどうするの! 人のモノを勝手にイジるな」と、ゲキ怒りなのだ。
「大事なものなんか、捨てるものか。それぐらいの分別はある!」
そう言い返したが、まったく耳を貸さないーーそんな押し問答がありながらも出発の時間を迎えたわけだが、さてはて、どうしたものか、私の「財布」が見当たらない。
■年をとると、「モノを捜す力」は衰える