中高年あるある「財布がない!」と騒いだはいいが…親切心が裏目に
家に戻って確認をしたが、どこにもない。トイレ? 居間? キッチン? 風呂場? どこにも存在しないのだ。確かに年をとってくると、「モノを捜す力」は衰えている。家族全員に捜してもらったが、まったく見当たらない。果たしてどこへ行ってしまったのか?
当然、財布のなかには免許証が入っている。それでは出掛けられない。そうこうしているうちに、カミさんから一言、「あったわよ」と……。
「どこにあった?」
「車のゴミ袋の中!」
「……」
--なんと、そんなことがあるのだろうか。「大事なものを捨てるわけない」と豪語した直後に、この結末。なんで、こんなことになってしまったのか。
実際は「捨てた」のではなく、ゴミ袋の上に置いてあった上着から「スルリ」と落ちたらしい。それに気が付かずに「なくした」と勘違いしたのだ。神様は意地悪なイタズラをするものである。でも、何とか見つかってよかった。知らずに捨ててしまわず、本当によかった。
このように年をとると、大事なモノをなくしてしまうことがある。だから、シニアの皆さんも、私のようなアホなことをしないよう、しっかりと大事なモノを肌身離さず生活していただきたい。
「財布はここ、携帯はここ、ゴミはゴミ箱……」