世界で大流行する「遺伝子検査」の最先端 子どものお受験や習い事もDNAが決める?
「がん」「認知症」などの病気のサインから、「ダイエット」や「美肌」、「薄毛」、「婚活の相性」まで、遺伝子情報であらゆる可能性が見通せる時代になった。
そんななかで注目されているのが、子どもの将来を“予測できる”という検査だ。「産後間もない乳児や子どもを受験させるかどうか、潜在的な適正を知りたいという依頼が多いですね」というのは、法科学鑑定研究所所長の山崎昭さん。
普段は、鑑識から依頼を受けた事件現場の指紋鑑定や薬毒物検査、火災や交通事故の鑑定などの業務に携わるが、民間の依頼者を対象に親子鑑定や浮気調査など、DNA鑑定による問題解決にも取り組んでいる。年間検査数は6000件以上で、最近同研究所に問い合わせが増えているのが、「体質・能力遺伝子検査」だ。