「バーデンプレイス」の大型ストーブは輻射熱もハンパなし。1分で指先にまで熱の針が刺さる

バーデンプレイス（神奈川・武蔵新城）

イラスト・太田由紀

　JR武蔵新城駅南口から西通り商店街を抜けると、シュールなロゴマークの看板が目に留まる。1965年創業の「良の湯」は97年にビル型銭湯「バーデンプレイス」に生まれ変わり、ホテルみたいな門構えだった。下足ロッカーのキーを手に券売機で入浴料＋サウナ代780円を購入。フロントに渡すと、サ室用フックキー付きバンドとバスタオルが入ったバッグを受け取った。

　静かにジャズが流れる脱衣場で服を脱ぎ、浴場にお邪魔すると、アーチ状の天井は学校の体育館のようで女湯まですっぽりと包み込む。

　41度の白湯には背中と腰にボボボの座風呂が2床、隣は広めの湯船で穏やかなエレキの電気風呂。さらに奥には水深1.2メートルのスーパージェット湯が左右に1床ずつ。ガタイのいい外国人さんがズッポリ体を沈めてジェットを受け、Hooooo！　気持ち良さげでイイじゃん。

　日替わりの薬湯は、この日はラムネの香りの湯で40度。懐かしい香りにマリンブルーのバイブラは、あ～、ホッとする。

　内湯を楽しんだら、露天に移動。時季に応じ湯温が変わる露天風呂は39度。バイブラ湯船で体を伸ばし、ア～、ビバノンノン♪　下地がしっかりとできたので、サウナに参りましょう。