衆院選最終盤「自民大物33人」が落選危機…牧原法相ら現職閣僚5人も崖っぷち【一覧付き】
武田良太元総務相は序盤の優勢から一転、接戦に持ち込まれ…
「今年5月の静岡県知事選の『しこり』が影響している」と地元関係者は、こう説明する。
「城内氏は県連会長として自民の推薦候補を支えたが、鈴木康友知事に敗北。知事の後ろ盾は、地元の有力企業スズキの元会長で現在は相談役の鈴木修氏です。城内氏とも良好な仲でしたが、知事選の演説会で城内氏は『静岡の政治が鈴木会長に牛耳られていいのか』と訴え、鈴木氏の逆鱗に触れた。選挙区の浜松市はスズキの企業城下町。下請け、孫請けを含め、鈴木氏の号令一下で大量の票が動く。鈴木氏は今回、立憲元職の日吉雄太候補を支援。日吉氏はスズキの社員と共に企業回りに精を出しています」
前回は約13万票対約6万票のダブルスコアで城内候補が日吉候補に圧勝したが、「スズキ票」が剥がれれば、今回はどう転ぶか分からない。
大臣経験者の中で序盤の優勢から一転、接戦に持ち込まれたのは武田良太元総務相だ。所属した二階派は解散し、ボスの二階元幹事長も引退。“威を借りた虎”を失った途端、「地元自民の反武田派の地方議員が対抗馬の維新候補につき、保守票が流れている」(政界関係者)という。
投開票まであと2日。何人の大物が生き残れるのか。
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旧統一教会にモーレツ支援された自民候補にトドメだ! 内部資料&証拠写真をジャーナリストの鈴木エイト氏が入手したからだ。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。