斎藤元彦「新党」爆誕説が急浮上! 百条委“出席拒否”は布石か?兵庫県議会ビクビク

公開日: 更新日:

次期県議選で新党から刺客を立てる構想

 知事会出席を優先させたのは、もうひとつ隠れた理由があるという。

「知事会は東京・永田町の都道府県会館で開催されます。知事選で劇的な再選を果たし、全国的な注目を集めている斎藤さんとしては、永田町は最高の舞台といえる。出席すれば、終了後に報道陣に囲まれコメントを求められるでしょう。その場で、斎藤さんは『新党設立』をほのめかす可能性があります」(永田町関係者)

 実際、兵庫県議会では「斎藤新党」立ち上げに向けた動きが出始めているという。斎藤知事を知る政界関係者が言う。

「県議会の自民党や、維新系の会派に所属する議員の中に斎藤新党の立ち上げを強く求める声が上がっている。知事選で、斎藤さんの支援をしていた議員が中心です。斎藤さん自身もそうした動きは分かっていて、まんざらでもないはず。議会運営をスムーズにする上でも、知事与党の形成は重要ですからね」

 斎藤新党の急浮上に、県議会は戦々恐々だ。

「いま囁かれているのは、百条委メンバーとして斎藤知事を追及している議員の選挙区に、次期県議選で新党から刺客を立てる構想です。知事選では、斎藤シンパが『反斎藤』の県議を徹底的に批判していた。物議を醸したほどでした。あの選挙戦を県議選でやられたらひとたまりもありません。県議選は3年後ですが、刺客を恐れて斎藤支援に寝返る議員が出てきてもおかしくありません」(県政関係者)

 ただ、斎藤知事にまつわる疑惑はまだまだくすぶったまま。百条委を欠席し続けるのも無理がある。またぞろ大炎上すれば、新党は一気に“泥舟”になりかねない。

  ◇  ◇  ◇

 斎藤元彦知事の出戻り復帰に県職員らは戦々恐々。県職員6725人が回答したアンケートのうち、466人は記名でパワハラを見聞きしたと回答しており……。●関連記事『【もっと読む】斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々』で詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実

  2. 2

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  3. 3

    斎藤元彦氏猛追の兵庫県知事選はデマと憶測が飛び交う異常な選挙戦…「パワハラは捏造」の陰謀論が急拡散

  4. 4

    シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

  5. 5

    血税が国民民主党の「ホテル代112万円」に消えた…“浮かれ不倫”玉木雄一郎代表に問われる説明責任

  1. 6

    誰かがタレ込んだ? 国民民主党・玉木代表と元グラドルの密会不倫報道を巡る「新たな陰謀説」浮上

  2. 7

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  3. 8

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  4. 9

    異様な兵庫県知事選の実態…斎藤元彦氏の疑惑「パワハラは捏造」の臆測が急拡散

  5. 10

    「資格確認書」利用で窓口負担増の“ペナルティー”を政府検討 露骨な格差に識者も怒り露わに会員限定記事

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  2. 2

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  1. 6

    シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

  2. 7

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 8

    紅白歌合戦を見限った旧ジャニーズ事務所の思惑…2年連続「出演者ゼロ」、NHKとの関係悪化し“固辞”

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    斎藤元彦氏猛追の兵庫県知事選はデマと憶測が飛び交う異常な選挙戦…「パワハラは捏造」の陰謀論が急拡散