不動産会社レボリューション「幻の株主優待」問題はいったい誰が悪いのか…オンラインカジノと一緒?
昨年10月、レボリューションという不動産会社が「株主優待」を発表した。「2000株を保有する株主に、QUOカードPay(コンビニとかで使えるデジタルギフト)を12万円分進呈する」という。
当時の株価は400円台。その後、691円まで上昇したが、それでも“優待利回り”は年10%近い。
「これはお得!」と投資家たちが飛びついたのだ。
でも、3月に入って、会社側は一転、その優待制度を廃止した。1回も実施されることのなかった「幻の優待」。当然、株価は大暴落となった。一時は100円割れとなる場面も──。
個人投資家たちは「完全に騙された!」と恨み節。ネット掲示板は大荒れとなった。
「じゃあ、結局、誰が悪いのか?」
騙した人が悪いのか、騙された人が悪いのか。
意図的だったのか、それとも不可抗力だったのか……。
真偽を判定するのは難しいだろう。でも、結局は「自分がやった」という事実は曲げられない。カジノをやったのは自分だし、株を買ったのも自分だ。