カウンセリング中に母親からの電話に出る50歳…「子供部屋」から脱出して結婚できる人、できない人の違いは?
■「お前の育て方が悪いからワガママな娘に」両親が大喧嘩するのを見て婚活した女性
同世代の48歳の男性医師も母親と2人暮らしでした。どちらかというと、母親が「出ていかないで」と引き留めていて、彼は「いずれ結婚するよ」とクギをさしていました。彼はお見合いをした40歳の女性と交際が順調だったのですが、母親に猛反対されたので、少しずつ母親と”疎遠”にしていく作戦を取りました。
仕事が忙しいと理由をつけてマンスリーマンションに寝泊まりし、数カ月かけて一人暮らしをしました。出ていくときは母親が「親を捨てていくのか」と怒ったそうで、その後も息子に会うために彼が院長を務めるクリニックに通っていました。それでも「今診療中だから」と話には応じず、母親も「これは本気なんだな」と悟ったそうです。その後、結婚しています。
女性の場合だと、38歳で両親と3人暮らしのケース。家事全般を母親が行い、ジムも美容院も母親が予約して一緒に行く生活を送っていました。ある時、夕食に母親が麻婆豆腐を作ったのですが、彼女は食卓で「昼間に中華を食べたからいらない」と機嫌悪く言ったそうです。母親が「じゃあコロッケを揚げようか?」と作り直したのですが、食後に父親と母親が大喧嘩していたとのこと。