西新宿タワマン刺殺事件は「どっちもどっち」なのか? キャバ嬢の“リップサービス”を真に受ける男のタイプ
男をもてあそぶ女性は確かにいるが、非日常を楽しんで明日の活力にするのが大人というもの。なのになぜリップサービスを真に受けて“暴走”してしまうのか。
明大講師の関修氏(心理学)は「あくまで一般論で、大前提として相手の女性に恋愛感情を抱いているから、ということはありますが」と、こう続ける。
「リップサービスだろうが何だろうが、相手や周囲の迷惑も顧みずに突き進んでしまう男性に多く見られるのが、収集癖がある、つまりコレクタータイプです。要するに所有欲が強すぎるので、自分が欲しいと思ったモノは、是が非でも手に入れないと気が済まない。目的のためには手段を選びませんし、生活費などを犠牲にしてまで手に入れようとします」
対象が“モノ”ならいいが、それが“ヒト”になると厄介だ。
■愛情が憎悪に反転
「どうしても手に入らないとなると、愛憎はコインの裏表で、簡単に憎悪に反転する。憎悪が募ると、手に入らないのは自分が悪いんじゃない、相手のせいだから罰してもいいと、自己を正当化するようになりがちです」(関修氏)
身勝手としか言いようがない。