ビール各社の2024年新製品に注目 アサヒビール「未来のレモンサワー」はレモンスライス入り
6月発売予定の「未来のレモンサワー」(希望小売価格271円=税別)はジョッキ缶と同じフルオープン缶を採用。上部のフタを開けると、そこに輪切りのレモンスライスが浮かび上がってくる。
「本物のレモンスライスが入っているので、缶ごとに異なる味わいを楽しむことができます」(アサヒビール関係者)
首都圏と甲信越エリアの1都9県で発売する予定。
■23年の市場は微減
一方、23年のビール類販売数量はサントリー(9%増)とサッポロ(2%増)は伸ばし、10月に増税された第3のビールの比重が大きいキリンは5.9%減だった。アサヒは金額ベースで3%伸ばしている。
全体の市場規模(数量ベースの推計)は前年より1%程度縮小したとみられ、マイナスは2年ぶり。
コロナ禍に伴う行動制限がなくなり業務用(飲食店向け)は好調だったが、値上げにより第3のビールなど家庭用缶製品は落ち込んだ。