JBS 牧田幸弘社長(1)営業マンからシステム会社を創業

公開日: 更新日:

 そんな慌ただしい船出だったが、最初の仕事はすぐに決まった。元IBMの知人の紹介で、スペインの銀行にパソコンを納入することになったのだ。

「創業したばかりの小さな会社なのに大丈夫かとこちらが心配になったほど、あっさりと採用された。外資系企業はそういうことにこだわらないのだと、新鮮だった」と牧田は振り返る。

 それをきっかけに外資系企業を中心に営業をかけたところ、次々に新規顧客を獲得することができた。当時まだ外資系企業に積極的に営業をかける日本のシステム会社が少なかったことと、たまたまアメリカにシステム会社をやっている知人がいて、いち早く最新のシステムを仕入れることができたのが幸いした。

 そんな先行者利益もあり、JBSは順調に業績を伸ばしていった。フロアを増やすなどオフィスも拡張。創業2年目の1991年には初のエンジニアを採用。学生時代からコンピューターに興味があったという大学2年生を正社員として迎え入れた。

「アルバイト志望でしたが、家の事情もあり、やる気があった。未経験でしたが、その意欲を買ったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」