個人向け社債が高利回りで人気集中! 2023年度発行額は14年ぶりに2兆円超え
さらに高い利率が得られる個人向け社債もある。ソフトバンクグループは11月28日から第64回無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)を販売予定だ。期間は7年で利率は年2.85~3.45%(仮条件)。購入者には「お父さん応援隊長 ハンドタオルセット」のプレゼントがある。
より少額で投資ができる個人向けデジタル社債も登場している。丸井グループは3月にエポスカード会員向けのデジタル社債を募集した。1万円から購入できて利率は年1%。このうち0.7%分はエポスポイントとして受け取る。資金は再生可能エネルギー発電所の取得に活用される。
個人向け社債は高い利回りが得られるが、発行元の企業が破綻した場合には、利子の支払いや元本の償還が行われない可能性がある点には注意が必要だ。安全性を重視するなら個人向け国債を購入するのもいいだろう。SBI証券、野村証券、日興証券などでは現金をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。
(ジャーナリスト・向山勇)