これからが需要ピークなのに…引っ越し代高騰の背景に「2024年問題」による深刻ドライバー不足

公開日: 更新日:

 そのような需要と供給のバランスや2024年問題、燃料費の高騰などから、引っ越し代も高騰。ドライバー不足から、搬出時間や養生などに手間がかかるタワーマンションへの引っ越しは採算が取れないとして特に敬遠されているという……。

就職、進学、異動など、日本では3月、4月に引っ越し時期が集中しています。そのため、大企業は社員の引っ越しのために指定業者制を取っています。大口の契約なので、コストが下げられるからです」(住宅ジャーナリストの榊淳司氏)

 今年の引っ越しシーズンでは、引っ越し代が高いだけではなく、業者が見つからない「引っ越し難民」が大量発生する恐れもありそうだ。

「引っ越しの時期が分散されない限り、今後もこのような状況は続くでしょう」(榊淳司氏)

 日本的慣習が変わらない限り問題は続きそうだ……。

  ◇  ◇  ◇

 関連記事では、価格高騰について記事がズラリだ。併せて読んでほしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”