デヴィ夫人「12平和党」設立会見を覗き込んでいた意外な参院選候補
一方、デヴィ新党はどうかというと──。
「近年、犬猫の飼育数は1500万頭ほどで横ばいですが、結婚しない男女や子供のいない夫婦の増加が新規のペット需要を押し上げています。飼い主にとってペットは家族と同じ。新党は年間10万円ほどかかる飼育費用の税控除を目玉政策として検討しています。東京、神奈川など都市部の飼い主でもある潜在有権者は少なく見積もっても比例だけで100万票は掘り起こせますから、1議席はとれる」(新党関係者)
と、意外に台風の目になりそうなのである。
デヴィ夫人は記者会見で自らも出馬し、最低でも比例で10人以上を擁立して2人以上の当選をめざす考えを示している。
さて、そこで立憲の牧山議員だが──。彼女が気がかりなのは、かねて親交のある動物愛護団体の藤村晃子代表がデヴィ新党の比例から出馬予定されていること。
実は、藤村は3年前の参院選神奈川選挙区で参政党から立候補し、12万票あまりを集めている。その“藤村票”の一部でも取り込めないか、親交がある牧山はそう考えて会見をのぞきに行ったのではと解説されているのだ。
なるほど、うなずける話ではある。
イケイケの国民民主に押され、支持率低迷、なかなか存在感を示せない立憲民主党。1票でも多くの無党派浮動票が欲しくて焦っているのは牧山議員だけではないはずだ。
(特命記者X)