こうなることは分かっていた…トランプに右往左往する石破官邸のお笑い

露骨なロシアびいきを隠そうともしないトランプ大統領に、日本のメディアは「欧米に亀裂」と大騒ぎだが、何をいまさらだ。関税も含めて、右往左往の官邸・外務省の見方は大甘だったことになる。
改めて問われる、トランプを神のごとくあがめた首相の見識。
◇ ◇ ◇
予想通りの展開ではないか。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから3年の節目となった24日、国連安全保障理事会(15カ国)は米国が提出した「紛争の迅速な終結」を求める決議を10カ国の賛成多数で採択。しかし、決議は「侵略」や「全面侵攻」といったロシアを非難する言葉が抜け落ちたことから、米ロが共に賛成した一方、英仏など欧州5カ国は棄権した。ウクライナ支持を打ち出してきたバイデン前政権からトランプ大統領に代わったことで、米国の態度はガラリと変化した格好だ。
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