木村元彦著「江藤慎一とその時代 早すぎたスラッガー」を3人にプレゼント

公開日: 更新日:

 ベストセラー「オシムの言葉」で知られるノンフィクションライター・木村元彦氏の近著「江藤慎一とその時代 早すぎたスラッガー」(ぴあ=1760円、税込み)が話題を集めている。 

 中日に在籍した江藤慎一は、全盛期の王貞治の三冠王の夢に立ちはだかり、セ・パ両リーグで初めて首位打者を獲得した実力者。日本選抜で王と長嶋を押しのけて4番に座ったことも。

 が、今では語られることの少なくなった野球人である。闘将と呼ばれながら体罰を全否定し、理論的な指導者として日本初の野球学校を開校。先進的な発想の持ち主でもあった。

 近著「コソボ 苦闘する親米国家 ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う」を丹念な取材と精緻な筆致で著した木村氏は王、張本、江夏、有藤、古葉、杉下、権藤、大島ら同時代の実力者の証言をもとに稀有な野球人の人物像を深く掘り下げ、読み応え十分な作品にまとめた。

最新のプレゼント記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北