松山「ルーキー賞金王」で囁かれる日本男子プロゴルフ崩壊懸念

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 記録ずくめの賞金王になったことで、松山には契約スポンサーからインセンティブで大金がガッポリ入る。しかし、ゴルフ業界は今、クラブの売り上げが伸び悩み、どこのメーカーも青息吐息だ。

「松山と契約するメーカーも、契約金のほかに優勝ボーナス(4勝・1億1000万円)を捻出するために成績の悪いプロとの契約を打ち切ることが水面下で進んでいるともっぱらです」(関係者)

 ゴルフ人口の減少とともに市場は冷え込んでおり、韓国や中国資本が相次いで日本のゴルフメーカーを買収している。また大手ゴルフメーカーは今秋に150人もの早期退職者を募って話題になっている。社員のクビを切っているのだから、クラブの売り上げに貢献できない契約プロの大量整理も当然だ。

「B社は男女合わせて400人以上のプロと契約を結び、クラブやウエアの提供をしてきましたが、来季は見直しに大ナタを振るうそうです。ツアーで何勝もしたかつてのビッグネームも契約金がゼロになって、来季のツアー転戦資金が捻出できないという最悪のケースも出てくるでしょう」(業界関係者)

 今年活躍した松山にはカネが集まり、その他大勢のプロはどんどんカットされていく。松山は米ツアーに渡り、国内は契約金大幅カットの冴えないプロばかりとなる。低迷男子ツアーの崩壊を一気に早めることになりそうだ。


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