4日にブルペン入りも…マー君が今季中の復帰にこだわる理由

公開日: 更新日:

 復帰は早くてレギュラーシーズン終了間近の9月下旬。ヤンキースは地区優勝はもちろん、ワイルドカードゲームでのプレーオフ進出も疑問視されている。それでも今季中の復帰に意欲を燃やしているのが田中将大(25)だ。

 ジラルディ監督は31日(日本時間1日)、右肘の張りを訴えて地元ニューヨークでリハビリ中の田中が1日にチームドクターの診察を受けると発表した。患部に異常がなければ、早ければ4日にもブルペンでの投球練習を再開する。レギュラーシーズンは28日に終了するから、このままリハビリが順調に進んだとしても投げられるのは1試合か2試合。そこまでムリをする必要があるのかとクビをかしげたくもなる。

■高年俸選手の自覚も影響

 田中が今季中の復帰にこだわる理由のひとつは、自身の状態を確認するためだという。

 7月8日に戦列を離れるまで、両リーグトップの12勝(4敗)。メジャーでも抜けた数字を残したものの、右肘靭帯を部分断裂して以降も同様の投球ができる保証はどこにもない。同じように投げていれば再び故障する可能性もあると、フォームに手を入れているだけになおさらだ。来季、一からやり直さなければならないとすれば、オフの間も再び自分の投球ができるか、新たなフォームは問題ないかという不安と戦うことになる。それだったら今季が終わる前に自分の投球ができるかどうかを、実戦で確かめておきたい。そんな思惑が田中にはあるらしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 7

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  3. 8

    オリ&ソフトBが前田健太獲得へ虎視眈々!日米交渉ついに解禁も古巣広島に強力対抗馬出現で争奪戦に

  4. 9

    プロ野球の違法オンラインカジノ「汚染選手」はもっと隠れている!書類送検のオコエ瑠偉、増田大輝はまだマシ

  5. 10

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ