代打逆転弾の巨人・大田に「ラグビー日本代表」の誘いあった

公開日: 更新日:

 広島もよもや、この男に息の根を止められるとは思わなかったろう。

 首位攻防にふさわしいシーソーゲームとなった17日の広島─巨人戦。巨人が3度目の勝ち越しを許した直後の八回無死一塁で代打に登場した大田泰示(24)が左翼スタンドに逆転の2点本塁打をぶち込んだものだから、広島はもちろん、巨人ナインもビックリだった。

「今までこういう試合でこういう打撃をしたことがなかったので。すごくうれしいです」

 試合後、こわばった表情でこう言った大田は、08年のドラフト1位で巨人に入団。高校通算65本塁打の大砲に背番号55が用意され、「ゴジラ2世」と首脳陣の期待を一身に集めた。だが、入団5年目の昨季まで一軍では59試合の出場で打率.197、2本塁打、12打点。オフに背番号55を剥奪され、44に変更して心機一転した今季も29試合で.219、0本塁打、1打点。母校・東海大相模の先輩でもある原監督にすら、サジを投げかけられていた。

 クビも時間の問題、といわれたそんな大田に、実は意外な人物が目をつけていた。ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド